山陽小野田市くし山１丁目のカトリック高千帆教会（片柳弘史主任司祭）で２４日、創立６０周年を記念したクリスマスチャリティーコンサートが開かれた。サビエル高合唱部（清水ともか部長）と山陽小野田少年少女合唱団（川上ちひろ団長）の計１３人が賛美歌など５曲を聖堂に響かせた。

　出演が決まってから２カ月間、何度も合同練習を行い、この日に備えた。同校の松原秀樹校長が指揮し賛美歌「まきびと」で幕開け。「しあわせよカタツムリにのって」などを披露した後、最後の一曲の「きよしこの夜」は訪れた人たちも一緒に歌い、クリスマスを祝った。

　ステージ終了と同時に、サンタクロースに扮（ふん）した片柳主任司祭が登場。サンタクロースのモデルになったといわれる聖ニコラウスが、困っている人を助けたい気持ちからプレゼントを配ったというエピソードを紹介して「クリスマスで大切なのは優しい心」と説き、出演者と来場者一人一人にプレゼントを手渡した。