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公演に向け墓参り

しちと徳次郎の墓に手を合わせる出演者ら=豊橋市大岩町で

 豊橋を全国有数の製糸のまちに発展させた女性起業家・小淵しち(1847-1929年)の波乱の人生を描いた市民劇「ひとすじの糸」に女工役で出演する若者らが24、25両日の公演に向け、墓地や銅像などを訪れ、供養とともに成功を祈った。  劇は、郷土の偉人を次世代に伝えるため演劇を制作し、上演している市民団体「ひとすじの会」(宮下孫太朗会長)が主催。俳優・伊沢勉さんが演出し、出演する10代から70代まで約40人が稽古に励んでいる。  女工を演じる高校生を中心にした22人は10日、豊橋市大岩町にあるしちの菩提寺・大岩寺を訪れた後、しちと夫・徳次郎が一緒に眠る墓地を参拝。線香や花を手向け、冥福を祈った。同町の岩屋緑地に建つ銅像も訪れた。  高校2年の繁原那奈さんは「多くの苦難にもくじけず、諦めずに立ち上がったしちさん。(しちが起業した)地元の二川でもあるので公演を成功させたい」と張り切る。  演劇部に入っている同3年の浅井亜美さんは「勉強になることばかり。しちさんの壮絶な人生を言葉だけでなく、身振り、手振りでしっかりと伝えたい」と話した。  劇は、明治・大正時代、群馬県から徳次郎と駆け落ちし、豊橋市二川町で製糸工場を立ち上げた、しちの半生を描く。昨年3月の初演に続く2回目だが、伊沢さんの演出で前回とは異なる舞台になっている。  会場は同市穂の国とよはし芸術劇場プラット。2日間とも各2回公演。入場料はA席が大人2500円、小・中学生、高校生1000円など。全席指定で、主催者側は早めの購入を呼び掛けている。問い合わせは、プラットチケットセンター(0532・39・3090)へ。

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