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北羽新報社

肥州藩八勇士を追悼 二ツ井の歴史に学ぶ会

二ツ井、能代を戦火から救った藩士らの冥福を祈った追悼の集い

 二ツ井の歴史に学ぶ会の第17回戊辰の役・肥州藩八勇士追悼の集いは4日、能代市二ツ井町比井野の清徳寺で開かれ、戊辰戦争の際に秋田藩の援軍として戦い、落命した佐賀・小城両藩士の冥福を祈った。
 戊辰戦争(1868~69年)で秋田藩は、いったん同意した奥羽越列藩同盟から離脱して官軍方に付いたことから、旧幕府軍の南部藩が県北部に侵攻。大館市十二所から西の県北一帯に攻め込まれた秋田藩は現在の二ツ井町荷上場まで後退し、劣勢のままきみまち阪付近で対峙(たいじ)していたところに、九州・佐賀から援軍が駆け付け、これで勢力を取り戻して南部藩を押し返した。
 援軍がなければ南部藩はさらに進軍を重ね、荷上場以西の切石、富根、能代が戦火にのみ込まれたと考えられている。しかしこの戦いで肥州藩、小城藩の藩士8人が落命し清徳寺に埋葬された。昭和12年の70回忌に「肥州藩八勇士の墓有リ」と彫られた石碑が建立された。
 追悼の集いは、平成19年から二ツ井の歴史に学ぶ会(丸岡一直代表)が毎年開催し、今年も約30人が参列。墓前で手を合わせ、八勇士と戦争で犠牲になった人たちの冥福を祈った。学ぶ会の丸岡代表は、「二ツ井で敗れていればその後、能代、秋田まで一気に戦火に包まれていたかもしれず、そうしたことを忘れてはならない。今後も長く伝えられるように力を尽くしていきたい」とあいさつした。
 追悼式の後、参列者は4年ぶりに偲(しの)ぶ会を開き、歴史に学びつつ、感謝を忘れずに追悼する行事を続けていくことを誓った。

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