「バタフライガーデン」でチョウの研究
豊橋市立牛川小学校5年生の平尾知士さん(11)が、自宅の庭に「バタフライガーデン」を祖父和宏さん(71)らと造った。チョウを研究する。現在では10種類以上が飛んでくる。
2年前、チョウに興味を持った。キンカンの実についた芋虫からさなぎ、成虫になる様子を観察し、昨夏の自由研究で「ナミアゲハのさなぎの色の変化」として発表した。さなぎの色は複数あり、冬を越すために変えることを知った。
旅するチョウ「アサギマダラ」を観察するため、バタフライガーデンの造成を思いついた。「昨年、捕まえようとしたら逃げられたので、家に来るようにしたかった」と語る。農業をしていた和宏さんの助言で、1月下旬に庭の一角の495平方㍍に、アサギマダラの好物であるフジバカマを植えた。その後、キジョランとガガイモを増やした。他のチョウも観察するためにホトトギス、スミレ、ブットレアも植え付けた。
フジバカマが開花した10月になると何匹ものアサギマダラがやってきた。キジョランの葉には産卵した。
ホトトギスにはルリタテハが、スミレにはツマグロヒョウモンが集まってきたという。
知士さんは「いつか捕まえたいと思っていたアカタテハも来るようになったのでうれしい」と喜ぶ。
将来の夢はチョウの博士。スズメバチやヒヨドリがアサギマダラを餌として狙っていることも観察で分かったという。母範香さんの力を借りて研究を続ける。
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