豊橋市に秋の訪れを告げる「第67回ええじゃないか豊橋まつり」（振興会主催）が21日、豊橋駅前のまちなかと豊橋公園（今橋町）の二つのエリアであった。まちなかエリアでは夜の「総おどり」をはじめ、六つの演舞場で催した「ええじゃないか舞踊三昧（ダンスざんまい）」などを目当てに訪れた大勢の見物客でにぎわった。

　新型コロナウイルス禍で４年ぶりに通常開催に戻った。２日目の「ええじゃないか舞らん行列」が拡充して復活する。

　最大のイベント「総おどり」は午後６時半から駅前大通りを封鎖して始まった。浴衣や法被姿のほか、豊橋発祥とされる幕末の「ええじゃないか」に見立てた仮装姿の参加者ら約９３００人が「新・豊橋とんとん唄」など４曲に合わせて踊った。 　昨年に続きパートナーシティの福島市から「福島わらじまつり」の実行委も参加し、現地から運んだ巨大わらじを頭上に担いで踊った。

　「舞踊三昧」は中心街の広小路通りや集客施設など六つの演舞場で開かれた。ダンス教室や同好会、学校のグループなど１４４組約１７００人がよさこいからヒップホップまで幅広いパフォーマンスを披露した。

　松葉公園や「こども未来館ここにこ」、豊橋駅前のほか、広小路通りに三つの演舞場を設けた。通りは断続的に歩行者天国となり、沿道には家族連れなど大勢の見物客らでにぎわった。

　市自治連合会の「ＪＩＣＨＩＫＡＩアンバサダーＱ」は初登場。昨年までの「豊橋まつりクイーン」を改め男女混成となった。「Ｍｒｓ．ＧＲＥＥＮ　ＡＰＰＬＥ」の「ダンスホール」と豊橋を題材にした映画「早咲きの花」の挿入歌「ええじゃないか」の２曲に合わせて踊った。

　22日は午後１時から広小路通りと松葉公園の区間を仮装姿で踊りながら練り歩く「ええじゃないか舞らん行列」のパレードなどがある。