
作者の感性光るアート作品がずらりと並ぶ「能代公園おもしろアート秋祭り」が開幕
能代市民ら有志による「能代公園おもしろアート秋祭り」が15日、同市の能代公園で開幕した。園内各所に市内外のアーティストが手掛けた彫刻やインスタレーション、絵画、立体造形などを展示したほか、来場者が作品づくりに参加できる「コミュニティアート」も用意。初日から多くの地域住民が訪れ、〝芸術の秋〟を満喫した。会期は18日午後3時30分まで。
市民有志らで組織する実行委員会(宮腰隆一代表)主催で、アートの力で同公園ににぎわいを呼び込み、地域活性化につなげることが目的。ステージイベントを中心とする「能代公園おもしろ祭り」を平成29年に初開催。新型コロナウイルス禍の令和2年には新企画として「立体造形展」を開き、3年からはステージイベントと立体造形展を盛り込んだ「能代公園おもしろアート祭り」を行っている。
春祭り(5月20、21日)に続いて開いた秋祭りには能代山本や北秋田市、秋田市で活動する芸術家10人余りと、能代一中美術部から約30点が出品。「俳星碑」を中心とする園内や松風庵で作品を展示している。
遊歩道沿いにはかわいらしい表情が印象的な子どもを題材にしたコンクリート彫刻、老いた農夫やクマなどを生き生きと表現した木彫、アルミニウムを加工して波を表現した立体造形、海岸に散らばる海洋ごみを再利用したシーダストアート、色彩豊かな石ころアート、木片や紙粘土、針金などを使った能代一中美術部員たちの作品、縄文文化を象徴する土偶や装飾品の「貝輪」のレプリカなど多種多彩な作品がずらりと並んだ。
また松風庵では、同市の画家、宮腰代表や朝場江里さんの絵画、同市のステンレス工芸作家、田村康夫さんの作品もお目見え。来場者は1点ずつじっくり眺めたり、写真に収めたりと思い思いに〝芸術の秋〟を満喫していた。
宮腰代表は「今年の秋祭りでは、本格的なアートから誰もが作れるような作品まで幅広くそろっている。普段とは違う公園の景観を楽しんでほしい」と話した。
きょう16日は、協賛企画として午前9時35分から能代音楽愛好会のステージ、10時からハンドクラフト作家らによる「でらっと市」や龍泉寺の一般公開などが行われる。
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