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来春統合・鶴岡北高 “最後”の「如松同窓会」 126年の歴史と伝統に思いはせ 幅広い年代集い 母校の前途に幸あれ祈念

 鶴岡市の鶴岡北高の同窓会「如松(じょしょう)同窓会」の総会と懇親会が2日、同市の東京第一ホテル鶴岡で開かれた。鶴岡南高との統合による中高一貫校「県立致道館中学校・高校」の来春開校を控え、鶴岡北高としては“最後の総会・懇親会”となった。堀朋同窓会長は「明治30(1897)年の開校から126年の歴史と伝統を重ねた母校がなくなるのは本当に残念だが、鶴岡南高の鶴翔同窓会と一緒になる新たな同窓会、致道館高校とも前途に幸あれと祈念したい」と述べ、県内で最初、東北で2番目の開校だった高等女学校時代からの歴史に思いをはせてあいさつした。

 コロナ禍のため対面形式では4年ぶりの総会・懇親会で、しかも最後ということもあり、30代から90代まで幅広い年代の会員が首都圏や関西圏からも含めて約220人出席した。同窓会歌、校歌斉唱に続き堀会長は「皆さん、ごきげんよろしゅうございます。多くの方々の出席に、母校に対する熱い思いと強い絆を感じます」とあいさつ。8月22日、母校の校庭にある「如松の松」の下に、校訓「氣品潑溂(きひんはつらつ)」の文字を刻んだ記念碑を建立・除幕したことに触れ、「母校は歴史を閉じて致道館中学校の校舎となるが、『鶴岡北高ここにあり』の思いを込めた」と報告した。来賓の難波理校長はあいさつで、今春の入学者117人のうち男子が45人だったことを紹介し、「これまで1学年10人、20人だった男子が一気に増え、統合による中高一貫校へのうねりを感じる」と述べた。

 総会では本年度の事業計画などが報告され、母校の閉校式が10月17日に荘銀タクト鶴岡で開かれ、来年3月に同窓会閉会の集いを予定していることが説明された。2007年、卒業生の故・笹原操さんの遺言により4000万円の寄贈を受けて設立した如松育英会(笹原基金)の奨学金貸与制度については、鶴翔同窓会と統合後も笹原さんの遺志を継いで名称を残した上で、貸与型から給付型に移行して継続する方向で検討している。統合による同窓会「山形県立致道館高等学校同窓会」の第1回総会・懇親会は来年7月9日の開催で、如松同窓会側では鶴北31回生と41回生が当番となる。

 総会終了後は、全日本合唱コンクール東北支部大会出場を決めた音楽部が演奏を披露し、鶴岡市史編纂(へんさん)委員の阿部博行さんが前身の鶴岡高等女学校を中心にした鶴岡北高の歴史について記念講演した。

最後の如松同窓会総会で「光あり 古城のほとり」の校歌を高らかに斉唱する出席者

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