牧草地を歩きながら餌を探すジャワアカガシラサギ＝8月25日午前、与那国島東崎

　与那国島で初記録とみられるジャワアカガシラサギが8月25日、東崎付近の牧草地で確認された。

　ジャワアカガシラサギは、国内では2010年に沖縄本島の名護市で初めて確認され、近年は石垣島などで飛来数が増えている。

　全長45㌢程度でインドネシアなど東南アジアに分布する。

　繁殖期の夏羽は、頭部から首にかけて淡いクリーム色で背中は黒褐色、翼や尾は白いが、今回、飛来した個体は冬羽で首には薄い縦斑が入り、背中は淡い褐色の羽に覆われていた。

　この日、ジャワアカガシラサギは牧草地を歩きながら、バッタなどを捕まえていた。