秋の峰荒行に挑む 出羽三山神社 4年ぶり一般対象
出羽三山神社(阿部良一宮司)の山伏修行「秋の峰」が羽黒山を拠点に始まった。全国から参加した男性が9月1日までの7日間、山中を駆け巡る「山駈け」や「南蛮いぶし」などの修行を積む。
羽黒山の開祖・蜂子皇子が人々の苦しみを救おうと厳しい行を重ねたことに由来する。今年は21歳から79歳まで79人が参加。一般対象としては4年ぶりとなった。
初日の26日は白装束を身に着けて羽黒町手向の宿坊を出発。点在する社(やしろ)を巡り、随神門から参道に入って羽黒山頂の合祭殿を目指した。
京都から来た団体職員の川崎裕太さん(32)は「コロナ禍で自分を見つめる時間が増えた。峰入りを体験し修行を終えた自分の五感がどのように変わるか。頑張りたい」と話した。
修行内容は「他言無用」といわれるが、参加者は羽黒山中にあるお堂に泊まりながら早朝から夜遅くまで荒行に挑む。

出羽三山神社の「秋の峰入り」。山伏を先頭に羽黒山頂を目指した=26日
関連記事
カツオの漁獲予測へ 和歌山県水試がシステム開発中 浮き魚礁に探知機
和歌山県水産試験場(串本町)は、県南部沖の浮き魚礁に魚群探知機(魚探)を設置し、漁業者が出漁の判断をするのに役立てる、カツオの漁獲量予測システムの開発に取り組んでいる。関係者は「燃料費などが高...
天童市出身俳優佐藤さん 情感豊かに朗読会 藤沢作品の代表作「たそがれ清兵衛..
鶴岡市の藤沢周平記念館主催の朗読会「『たそがれ清兵衛』を読む」が9日、同市の荘内神社参集殿で開かれ、天童市出身の俳優の佐藤正宏さんが藤沢作品の「武家もの」の代表作の一つ「たそがれ清兵衛」を朗読した...
小・中学生ら歴史や操演学ぶ 埴生人形浄瑠璃芝居の継承へ啓発事業【山陽小野..
埴生地域運営協議会(河﨑平男会長)主催の埴生人形浄瑠璃芝居啓発事業は13日、同地域交流センターで開かれた。埴生小・中(大田誠校長)の小学4年生~中学1年生の約120人と地域住民約50人が、人形浄...
鹿追マンゴー たわわに“旬” 余剰熱栽培、収穫ピーク
鹿追町環境保全センター(町中鹿追)で、バイオガス発電の余剰熱を利用して栽培しているマンゴーの収穫作業がピークを迎えている。作業は今月末まで続く見込み。 町と町農村青年会のコンソーシアム(...

