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長野日報社

「日本の太鼓を学びたい」4年越しの願い 韓国の李さんが御諏訪太鼓道場に 長野県岡谷市

御諏訪和太鼓伝承者の山本さんから指導を受ける李さん(左)

韓国の太鼓奏者、李順夏(イ・スンハ)さん(43)は26日、長野県岡谷市神明町の御諏訪太鼓道場で日本の和太鼓を学んだ。李さんは韓国伝統の太鼓奏者として25年以上のキャリアがあり、2019年の世界和太鼓打ち比べコンテストに出場。その際、同道場を見学し、御諏訪太鼓宗家の故小口大八さんの思想に心酔した。今年の打ち比べコンテスト(24、25日)にも出場し、「日本の太鼓を学びたい」という4年越しの願いがかなった。

李さんは韓国の行政区・全羅北道(チョルラブクト)文化観光財団の助成を受けて来日。19年のコンテストでは予選敗退したが、今年は本選まで進んだ。コンテストでは日本の演奏者に優しくされ、和太鼓を学びたいという気持ちがさらに高まったという。

和太鼓学習では御諏訪太鼓伝承者の山本麻琴さんが指導。実技では山本さんが姿勢やばちの打ち下ろし方、掛け声などを教え、李さんが山本さんの後ろ姿を見ながら、真剣な表情でまねていた。座学では御諏訪太鼓の歴史や小口大八宗家の思想などを学び、修了証(基本)を手にした。

李さんは「張ってある太鼓の革の硬さなど韓国と日本の太鼓は違う。小口大八宗家の遺産を学ぶ良い機会になった。学んだものを持ち帰り、日韓の文化交流の架け橋になりたい」と話していた。

指導した山本さんは「コロナ前はさまざまな国の人が御諏訪太鼓を学んだが、コロナで途絶えていた。李さんはコロナ明け初の外国人。また多くの国の人が訪れて、日本や御諏訪太鼓の素晴らしさを発信できるようになれば」と期待していた。

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