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宇部日報社

青少年会館が56年の歴史に幕、修繕工事の費用と期間を総合判断【宇部】

 宇部市は、2月中旬に外壁の一部の剥落が確認され、安全確保のため臨時休館となっていた青少年会館の閉館を決定した。2024~25年度をめどにしていた閉館が早まる。青少年の健全育成や趣味・サークル活動の場として、市民と共に歩んだ長い歴史に幕を下ろす。

 同館は1967(昭和42)年に青少年の活動拠点として建設された。鉄筋コンクリート造り地上6階・地下1階建てで、延べ床面積は約2395平方㍍。多目的音楽室や和室、集会堂、視聴覚室、科学講座室、美術工芸室などで構成している。

 青少年の健全育成や文化活動の場として市民に親しまれてきたが、近年は利用者数が減少しており昨年度は年間1万5183人にとどまった。市は21年に公共施設等個別施設計画を策定。耐震性の無さや、勤労青少年福祉法の改正で地方自治体の勤労青少年ホーム設置に関する努力義務が無くなったことから、廃止の方向性を示していた。

 2月中旬に4階部分の外壁の一部が落下しているのが見つかってからは2カ月以上にわたって臨時休館とした。修繕に掛かる費用や工事期間を総合的に判断し、廃止を早めることに決めた。土地は売却する方向で具体的な手法を検討。市議会の5月臨時会に関連の補正予算案を提出する。

 一部の機能は新庁舎2期棟や旧宇部井筒屋跡地に建設する複合施設に引き継ぐ。音楽活動などに利用できる防音室は2期棟に整備する予定。

 篠﨑圭二市長は27日の会見で「たくさんの市民に学びの機会を提供してきた大事な建物。閉館が早まり、非常に残念に思う」と名残を惜しんだ。

 また、館内にはプラネタリウムがあり、投影会を通して多くの市民に星や宇宙の魅力を伝えてきた。篠﨑市長は安全を確保した上で、お別れ企画を検討していると明かし「天文教育は市の宝。最新のデジタル機器も活用しながら、今後も引き続き効果的に進めていきたい」と述べた。

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