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新鮮 朝掘り求めて 湯田川孟宗の直売所 4年ぶりオープン 大勢のファン列作る

 鶴岡の春の味覚・湯田川孟宗(もうそう)の採れたてを販売する直売所が26日、鶴岡市湯田川で今シーズンの営業を開始した。コロナ禍の影響で2020年から直売を見合わせており、直売所オープンは4年ぶり。切り口がみずみずしい朝掘りの孟宗を求め、大勢のファンが早朝から並んだ。

 直売所はJA鶴岡湯田川孟宗部会(佐藤久男部会長、会員60人)が毎年、旬の時期に開設。掘ってから店頭に並ぶまで早くて1時間という新鮮で良質な湯田川孟宗を求め、コロナ禍前の週末には大勢の客が行列を作り供給が追い付かなくなるほどの人気を博した。  同JAや生産者によると湯田川孟宗は近年、豊作の表年と不作の裏年が交互に訪れており、今年は裏年に当たる。表年の昨年は約17トンの収穫があったが、今年の見込みは平年よりやや少ない7~8トン。

 この日は午前6時半ごろから生産者が続々と直売所を訪れ、朝掘りの孟宗を運び込んだ。あいにくの雨天となったが、生産者は直売所の開店直前まで孟宗を掘り集め、15人から計183・7キロが集まった。

 直売所前には午前6時より前から数人が並び、開店時には20人余りとなった。順番に店内へ案内されると手に取って品定め。中には両手に袋いっぱいの孟宗を買い求め、満足そうな笑顔で帰途に就く人も。秋田市から夫婦で来たという60代の女性は「朝掘りの孟宗のうわさを聞いて買いに来た。庄内の食べ物は何でもおいしい。孟宗汁に挑戦してみたい」と話していた。

 佐藤部会長は「この3年間、個人向け販売はダイレクトメールなどによるものがほとんどで、4年ぶりの直売は感慨深い。週末に多くの人が並ぶ光景をまた見られたら」と話していた。直売のピークは5月上旬で、集荷終了は同下旬の見込み。

 直売所は毎日午前6時半に整理券を配布し、7時半に販売を開始する。1キロ当たり700~1000円で量り売り、その日の出荷分がなくなり次第終了する。

直売所オープンの初日、朝掘りの孟宗が次々と運び込まれた

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