全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

ササントの景色、いつまでも 3年ぶりつつじウォーク 大和村宮古崎

宮古崎のリュウキュウチク群生地を歩く参加者=12日、鹿児島県大和村

 第12回宮古崎つつじウォーク(同実行委員会主催)が12日、鹿児島県大和村国直公民館を発着点にあった。ササ類のリュウキュウチクが一帯に広がり、地元住民から「ササント(ササの塔)」と呼ばれる美しい宮古崎の景色を目指し、島内外から親子連れなど約120人が参加。青空の下、海風を感じながら散策を楽しんだ。

 宮古崎は奄美群島国立公園の第3種特別地域。かつてはタイワンヤマツツジの群生地として知られていたが、盗掘などでその多くが消失。地域住民らが再生と自然保護の意識を高めようと、植樹活動を兼ねたウオーキング大会を開催している。新型コロナウイルスの影響を受け、3年ぶりの実施となった。

 参加者は野鳥のさえずりや周囲の景色を楽しみながら、往復約5キロの遊歩道を散策。岬に到着すると一面に広がる東シナ海と草原の雄大な景色に歓声が上がった。展望台周辺ではタイワンヤマツツジの苗木50本を植樹。記念撮影する姿も多く見られた。ゴール後は地元婦人会が準備したカレーライスやヤギ汁などを味わい、疲れを癒やした。

 母親と参加し女児は「足が痛かったけど、(宮古崎は)きれいだった。ドングリや船を見つけたよ」と笑顔で話した。

 村上京助実行委員長(46)は「3年ぶりで運営に戸惑うこともあったが、天気にも恵まれ無事に開催できてよかった」と胸をなで下した。大会に協賛したNPO法人TAMASUの中村修代表(55)は「人の手で壊した自然は人の手で再生できる。真っ赤なツツジが一面に広がる宮古崎を再び見られるよう、植樹活動を続けたい」と話した。

関連記事

釧路新聞社

サクラ前線最東端へ 根室市で開花宣言【根室】

 【根室】サクラ前線が最東端の根室市に到着した。市と市観光協会は6日、根室測候所廃止から観測を引き継いでいる千島桜の標準木前で開花を宣言し、昨年より3日遅く、平年値と比べ10日早い発表となった。 ...

釧路新聞社

幻想的な演出 観客魅了 阿寒湖アイヌシアター・イコロで「満月のリムセ」上演..

 釧路市阿寒町阿寒湖温泉の阿寒湖アイヌシアター・イコロで、新演目「満月のリムセ」の上演が始まっている。4日に行われた公演では観光客ら30人が鑑賞。踊りと音楽、映像を融合させた幻想的な演出で観客を魅...

長野日報社

鉄腕アトムと諏訪大社下社 マンホールカードに新作

長野県下諏訪町は、鉄腕アトムと諏訪大社下社をあしらった下水道デザインマンホールを紹介した「マンホールカード」を製作した。下水道広報プラットホーム(GKP)が取りまとめるシリーズ第22弾で、33...

「ジャガイモン」LINEスタンプ 好評 士幌PR

 士幌町を拠点にまちおこしに取り組んでいる「ジャガイモンプロジェクト」代表の川崎康さん(48)が考案した、町特産のジャガイモにちなんだキャラクター「ジャガイモン」のLINE(ライン)スタンプの売り...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク