JAくしろ丹頂女性部音別支部が富貴紙でのし袋製作【釧路】

のし袋を手に購入を呼び掛ける成田支部長(左)
JAくしろ丹頂女性部音別支部(成田洋子支部長)が、釧路市音別地域の特産品フキを使った和紙「富(ふ)貴(き)紙(がみ)」で、のし袋を製作した。民間団体による富貴紙を使った商品開発は初の試み。
しわが寄ったり厚さが均等でないなどの理由により、原紙として販売できない富貴紙の有効活用を行政が模索する中、同団体は何かと利用機会が多く、紙をそのまま使用できるのし袋の開発に昨年3月ごろ着手。デザインの協議や試作品の製作を繰り返す中で、今年2月ごろに完成した。
のし袋は全て手作りで、装飾が施された封筒付きのお祝い用(税込み880円)と、普段使い用(税込み380円)の2種類を用意。13日から、釧路市音別地域交流拠点施設(ルート38音別館おんぽーと)で販売を開始した。
成田支部長は「地域を活性化させたいという思いで始めた取り組み。メンバーみんなが集まって楽しく作ることができ、こうして形になったことはとてもうれしい」と振り返り、「今後はのし袋に限らず、富貴紙を使った新しい商品を作り上げていきたい」と話していた。
商品に関する問い合わせは、ルート38音別館おんぽーと01547(6)2532へ。
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