駐車場の地図(上)と空き情報を掲載するカレンダー

　帯広市空港事務所は、混雑が慢性化しているとかち帯広空港の駐車場の混雑緩和につなげようと、市のホームページ(HP)で駐車場に関する情報を発信している。駐車スペースを記した地図や2週間分の空き具合が一目で分かるカレンダーを掲載している。

　地図では、建物から近く混雑しやすい北(266台)と中央(231台)、比較的駐車しやすい南(154台)と第2(120台)、白線舗装がされていない砂利道の臨時(110台)の5カ所の駐車場などを掲載。とりわけ年末年始や大型連休中は満車となり、市もその都度、SNS(インターネット交流サイト)で情報を周知している。

　そのためカレンダーでは、駐車場を利用する人の利便性の向上を考慮し、5カ所の駐車場の混雑状況を事前に予想して可視化。(1)空いている(2)混雑している(8割程度の駐車)(3)かなり混雑している(9割程度の駐車)(4)満車－の4段階に色分けし、2週間分の予想を表示している。市空港事務所が6月に調査したデータや航空便の予約状況から算出しており、日ごとに更新している。

　更新日から2日後までは航空便の予約人数が固まることで予想が大きく動くことはないが、時間帯によっては異なる場合もあるという。

　今後は帯広空港ターミナルビルのHPなどからリンクすることも検討しており、市空港事務所の長谷川義人総務係長は「車で来る場合の目安として活用してもらえれば」としている。