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100年の歩み振り返る 諏訪天文同好会が記念シンポジウム

設立100周年の諏訪天文同好会の歩みを振り返り、市民科学について考えたシンポジウム

アマチュア天文グループの諏訪天文同好会の設立100周年を記念したシンポジウム「『長野県は宇宙県』の天文史100年と市民科学」が18日、諏訪市駅前交流テラスすわっチャオであった。天文学の専門家ら約40人が参集。日本人として初めての新星発見や、東京天文台(現国立天文台)長の就任など天文同好会員の功績と歩みを振り返り、プロジェクトを立ち上げ6年間にわたって取り組む「市民科学」の位置付けや進め方について考えた。

国立国語研究所ユニット「地域における市民科学文化の再発見と現在」、「長野県は宇宙県」連絡協議会が主催して開催した。市民科学は大学や研究機関に属さないアマチュア科学者による研究とされ、同天文同好会は長く市民科学に携わってきたという。

シンポジウムでは、方言研究者でもある国立国語研究会の大西拓一郎さん=茅野市=がシンポジウムの趣旨を説明。「方言の研究では市民科学の貢献は計り知れない。科学というと理系のイメージを与えるかもしれないが、限定したものではない」と解説した。その上で、天体観察のほか、地理学や環境問題などにもスポットを当て市民科学プロジェクトを今後展開する計画だと紹介した。

宇宙県連絡協議会の大西浩次さん=長野市=は、諏訪天文同好会の活動は現在もつながっていると指摘した上で、市民科学プロジェクトに取り組むことで「過去の流れをひも解き市民科学を発展させることができれば」と話した。

諏訪天文同好会の茅野勝彦会長=岡谷市=は過去の写真などを交え、これまでの会や会員の活動を紹介。100周年記念事業で行った「星空に夢をプロジェクト」を例に「天文に興味を持ってもらう活動を続けている」と報告。「天文家や宇宙飛行士を志す人が増えてくれれば」と語った。

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