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荘内日報社

黒森歌舞伎特別公演

 酒田市黒森地区に伝わる農民芸能・黒森歌舞伎(県指定無形民俗文化財)の特別公演が23日、同地区の日枝神社常設演舞場で上演された。正月公演は新型コロナウイルスの影響で2020年以降、中止・延期が続き、特別公演として約2年半ぶりに開催。待ちかねた歌舞伎ファンが同演舞場に詰め掛け、役者が大見えを切ると大きな拍手が送られていた。

役者たちの熱演に大きな拍手が送られた

 黒森歌舞伎は約280年前から地区住民による妻堂連中(五十嵐良弥座長)が黒森地区の鎮守・黒森日枝神社の神事の一環として連綿と受け継いできた。正月公演は寒さの厳しい2月中旬に上演されることから「雪中芝居」と呼ばれる。新型コロナウイルスの感染防止から20年の正月公演を最後に中止、延期が続いていた。

 演じられた本狂言「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」は06年以来16年ぶりの上演。戦国時代の武田家と上杉家の争いの中、軍師・山本勘助の2人の息子の確執、八重垣姫と武田勝頼との縁組み、美濃のマムシと呼ばれた斎藤道三の話など全五段構成。今回は三段目「山本勘助住家の場」と四段目「謙信舘十種香の場」が演じられた。

 この日は時折雨が降るあいにくの天気となったが、演舞場の見物客を250人に限定するなど感染対策を行った上で上演。見物客は役者たちの力強い演技や大立ち回りの姿に引き込まれるように見入っていた。五十嵐座長(64)は「公演をしていない間、役者も声が出ない、道具もさびているなど一つ一つ直しながら特別公演の準備を進めてきた。皆一丸となって必死に仕上げた」と感慨深げに話していた。

 近くの黒森小学校体育館ではパブリックビューイングが行われ、歌舞伎ファンが役者の熱演を楽しんだ。

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