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長野県諏訪市上諏訪地区3神社御柱祭 里曳きクライマックス

手長神社御柱祭の最大の見せ場の石段曳き上げ。4本の柱で唯一、暗闇の中を進む二之御柱=25日午後6時32分

 長野県諏訪市上諏訪地区の手長、八剱、先宮の3神社御柱祭は25日、里曳きのクライマックスを迎えた。秋晴れの中、各神社の氏子たちは新型コロナウイルスの感染対策を講じて人力曳行を展開し、難所をクリアするたびに大きな歓声を上げた。木やりと太鼓が響くJR上諏訪駅周辺は祭り一色に染まり、コロナ禍の 御柱曳行を”完全燃焼”で締めくくった。

 3神社のうち、手長神社は里曳き2日目で、前日に曳き着けた湖岸通り3のホテル前で綱渡りの神事を行い出発。奉賛会の宮田忠晴会長(69)は各柱の前であいさつし「最後まで楽しく安全でけがのない御柱を」と呼び掛けた。

 温泉街を抜けた各柱は、商店や飲食店が立ち並ぶ湖明館通り、並木通りへ。湖明館通りから並木通りに右折する場面では、最大の一之柱に他の柱の若者が集まる場面も。長さ18メートルの御柱を巧みに操って難所を通過すると、熱気は最高潮に達した。続いて、かまぼこ状のJR豊田踏切を通過し、国道20号を横断した。

 最大の見せ場は諏訪郵便局横から始まる石段曳き上げ。四之柱の曳き着けが毎回深夜になることを考慮し、前回より1時間以上前倒しした上で、柱の数字通りだった順番を入れ替えて一、三、四、二之柱の順に曳き上げた。

 240段余りある石段の曳き上げが始まったのは午後2時40分。先頭の一之柱を担当した第2ブロックの河西祥平ブロック長(71)が「(昼間で)ちょうちんはともせないが、絆の火をともそう」と奮起を促すと、氏子たちは「あらよいてーこしょ」「よいさ」と掛け声を繰り返し、石段上の境内を目指して最後の力を振り絞った。先頭にV字についた「舵取り棒」に初めて乗り、地区のちょうちんを掲げた上諏訪中学校3年生(15)は「おじいちゃんの影響で御柱が大好きになった。全ての人の記憶に残る御柱になるように精いっぱい盛り上げたい」と誓った。

 第3ブロックが担当した最後尾の二之柱は前回に引き続き、石段を止まることなく一気に曳き上げた。小松重一ブロック長(74)は「人力で曳行するために、みんなで感染対策を練って実行し、若い衆にノウハウや技術を伝えてきた。きょうは最高の御柱ができた」と感激していた。

 26日は3神社とも建て御柱が行われる。

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