全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

「えらぶ百合物語」3年ぶり本公演 沖永良部で島民創作ミュージカル

熱のこもった演技、歌、ダンスで観客を魅了した「えらぶ百合物語」=13日、鹿児島県知名町の「あしびの郷・ちな」

 鹿児島県沖永良部島の島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」(百合の会主催)が13日、知名町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなで上演された。昼と夜の2回公演で計362人が来場。島内外の小中高校生30人が出演し、はつらつとした演技に歌、ダンスを織り交ぜて観客を魅了した。

 えらぶ百合物語は知名町の町民創作ミュージカルとして2011年に初公演。20年に同町から児童生徒の保護者を中心とした「百合の会」(南山浩一会長)に運営が引き継がれ、活動を継続している。本公演は3年ぶりで、脚本・演出・音楽を松永太郎さんが担当した。

 物語では高校エイサー部に所属するユリが米国に短期留学し、自身のルーツを知る。100年前の沖永良部島で、島の娘ナミが、漂着したカナダ人と恋に落ちたことが始まり。同島産テッポウユリ「エラブユリ」誕生の伝説をモチーフに描かれた。

 本番では、出演者の熱のこもった演技に、来場者は引き込まれた様子で見入っていた。沖永良部高校エイサー部がゲスト出演し、会場を盛り上げた。

 公演後、ナミ役を演じた女子生徒(13)=和泊中2年=は「多くの人の前で演じ切り、『感動した』と声を掛けてもらい、達成感があった。ミュージカルへの参加を通して、島の温かさや良さを再発見できた。今後も続けていきたい」と話した。

 南山会長(54)は「コロナ禍に開催することができ、感無量。以前出演したOG、OBが裏方として舞台を支えてくれた。現役の子どもたちがその思いを引き継いでくれたら」と話した。

関連記事

長野日報社

「ゆめひろば」イルミ点灯 長野県富士見町

 長野県富士見町中心部にある多目的交流広場「ゆめひろば富士見」で9日夜、イルミネーションの点灯が始まった。町商工会青年部が企画し、約3万5000個の発光ダイオード(LED)電飾を園内に装飾。カ...

豊橋出身・村井弦斎を朝ドラに

 明治時代のベストセラー小説「食道楽」で知られる村井弦斎(1863~1927年)をNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の主人公に選んでもらおうと、出身地の豊橋市と晩年まで過ごした神奈川県平塚市の顕彰グル...

釧路新聞社

願いを込めて縁起物作り 根室金刀比羅神社【根室】

 【根室】根室金刀比羅神社(前田穣宮司)の縁起物作りが最終盤を迎えている。9日には巫女(みこ)たちが願いを込めて縁起物作りに精を出した。  今年も初詣に向けた準備は11月から始まっており、準...

釧路新聞社

秋サケ漁獲伸びず 高水温影響、根室30%減、釧路11%増

 根室、釧路沿岸の秋サケ定置網漁が11月末までに終漁し、漁獲数量は根室管内が249万3000匹(前年比30%減)、釧路管内が48万3000匹(同11%増)となった。2022年は漁獲数量が前年の...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク