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北羽新報社

夏の甲子園 能代松陽初戦で涙 聖望学園に2─8

聖望学園に敗れ、引き揚げる能代松陽の選手ら(阪神甲子園球場、時事)

 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれている第104回全国高校野球選手権大会は5日目の10日、1回戦2試合と2回戦1試合が行われ、本県代表の能代松陽は1回戦第2試合で埼玉代表の聖望学園と対戦した。4点を追う6回に2点を返して追い上げムードをつくったものの、終盤に再び突き放されて2─8で敗退、「能代松陽」の校名での甲子園初白星はならなかった。

 能代商時代の平成23年以来11年ぶり4回目、能代北との学校統合後で初めての甲子園出場となった能代松陽の初戦の相手は、147チームがひしめく激戦区の埼玉を勝ち上がり、13年ぶり4回目出場を果たした聖望学園。試合は午前10時33分、能代松陽・三浦凌輔(3年)、聖望学園・岡部大輝(同)の両主戦の投げ合いで始まった。
 初回、2奪三振を含む三者凡退と素晴らしい立ち上がりを見せた三浦だったが、2回、3回、4回といずれも、2死まで取りながら走者を二塁に置く場面で手痛い適時打を許し、5回の打席で代打を送られ降板。救援した2番手・森岡大智(2年)も5回、適時二塁打を浴び、0─4と引き離された。
 いい当たりを放つも相手守備の正面を突くなどし、5回まで無安打に抑え込まれていた能代松陽は6回、1死から1番・大高有生(同)がチーム初安打となる中前打で出塁。さらに2番・紀本知希(3年)が遊撃内野安打で続き、3番・田中元輝(同)も四球を選んで1死満塁とすると、4番・齋藤舜介(2年)が初球の変化球を中前へ。これが2点適時打となり、秋田大会で何度も見せた「逆転の松陽」の再現を予感させた。
 しかし7回、聖望学園にセーフティースクイズを含む4本の安打を許して3点奪われると、8回にも1失点。最終9回、能代松陽は2死から5番・椛澤心文(3年)、6番・銭谷那知(同)の連続安打で粘りを見せたが、後続が倒れて2回戦進出はならなかった。
 三塁側アルプススタンドの能代松陽応援席には約400人の生徒・教職員のほか、部員の保護者、OB、在阪の本県出身者らが大勢駆け付け、6回の反撃の場面ではメガホンをたたく音が地鳴りのように響き、大きな盛り上がりを見せた。また、メンバー全員が能代山本を中心とした地元っ子である「おらほの松陽」の11年ぶりの甲子園勝利を願い、試合中は多くの一般市民がテレビの前にかじり付いたほか、市役所で開かれたパブリックビューイングには約30人が訪れ、大画面の前で声援を送り続けた。
 大舞台での熱闘を終えた能代松陽ナインは、12日午後に空路帰郷する予定。

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