落札総額257億円 過去最高大幅に更新 サラブレッド競り市
苫小牧市美沢のノーザンホースパークで行われていたサラブレッド競り市「セレクトセール」(日本競走馬協会主催)が12日閉幕した。2日間の総売り上げは257億6250万円に上り、過去最高だった昨年の225億5600万円を大きく更新した。469頭が上場され、落札は447頭、落札率は95・3%。1頭当たりの平均落札額は5763万円でいずれも過去最高となった。1億円を超える落札馬も史上最多の53頭に上った。

当歳競りで最高落札額3億2000万円を付けた「シャンパンエニワンの2022」(日本競走馬協会提供)
当歳競りが行われた12日は236頭が上場され、225頭が落札。売り上げは128億9250万円で、昨年の109億2300万円を大幅に上回った。
最高額は3億2000万円で、2021年に早世したドゥラメンテのラストクロップ(最終世代)「シャンパンエニワンの2022」(牡)をレッドホースが落札。このほか、「アウェイクの2022」(牡、父ブリックスアンドモルタル)を3億1000万円で落札した「ショウナン」の冠名で知られる国本哲秀氏は「自分の夢を懸けるにふさわしい魅力的な馬」と期待を寄せた。
新種牡馬として注目を浴びたサートゥルナーリア産駒は14頭が上場、3頭に1億円を超える値が付けられた。最も高額だったのは「ラルケットの2022」(牡、父サートゥルナーリア)で、金子真人ホールディングスが3億円で落札した。
セール終了後、日本競走馬協会の吉田照哉会長代行は「社会情勢を考え心配していたが、(売り上げは)予想をはるかに超えた」と驚いた様子で、「若い人や女性の競馬に対する関心が高まっていることが大きい。来年はコントレイルの産駒も出てくるので、楽しみですね」と語った。
関連記事
「輝け三川」の拠点 活動・交流センターが完成
和歌山県旧大塔村の田辺市三川地域を盛り上げようと、住民でつくる「輝け三川」(谷口秀寛会長)の拠点「活動・交流センター」が同市面川に完成した。地域の名所「百間山渓谷」に向かう市道沿いに手作りし「...
酒田の魅力 おもてなし学ぶ 泉小 酒田舞娘とお座敷遊び体験
酒田市の泉小学校(長岡勝也校長)で14日、酒田舞娘(まいこ)による出前授業が行われ、5年生41人が参加。芸妓(げいぎ)の小鈴姐さん、酒田舞娘の鈴華さんと鈴千代さんの講話・演舞を通し「酒田の魅力」「おも...
マイマイガ 幼虫続々 大量発生を警戒 遊具や洗濯物…駆除追われる 浦幌
浦幌町内で今月に入り、マイマイガの幼虫が各所で確認されている。外に干した洗濯物や車などに付着し、町民は駆除に追われている。 十勝では2008年、本別や足寄など東部を皮切りに全域でマイマイ...
県央連携7市町のプロモーション、山口宇部空港【宇部】
広域観光を誘引 山口宇部空港の国内線到着ロビーで、県央連携都市圏域を構成する7市町(宇部市、山陽小野田市、山口市、美祢市、萩市、防府市、島根県津和野町)による合同観光プロモーションが行われて...