ひな舟を川に浮かべる参加者（一の坂川で）

　徳地和紙のひな人形を川に流し、無病息災などを祈願する「ゆったりと一の坂川のほとりでひな流し」は３日、山口市の一の坂川で開かれた。子どもから大人まで３００人が訪れ、春らんまんの風情を堪能した。山口ひな流し実行委員会（冨永嘉子代表）主催。 　汚れを清める意味を込め、徳地和紙で作った男びなと女びなを載せたひな舟を川に流した。ゆったりと川下に向かう舟は花びらを思わせる形で、赤や緑、紫など色とりどり。着物姿の参加者もおり、満開の桜と相まってみやびな雰囲気を一層引き立てていた。 　 　徳地和紙人形の制作に取り組む冨永代表が中心となり、２０１６年から毎年開催している。