小野小の児童がポイ捨て防止の看板製作【宇部】

看板の中央で笑顔を見せる5人(小野小で)
小野小(菊池直樹校長)の校舎裏にある国道490号沿いの梅林に、ごみのポイ捨て防止などを訴える子どもたち自作の看板(縦160センチ、横150センチ)2枚が設置された。5、6年生5人の熱意で実現した企画で「地元の自然を守りたい」という願いが込められている。
総合的な学習の時間を利用して行った環境問題に対する取り組みの一環で、児童が学校敷地内の梅林に捨てられた大量のごみを発見したのがきっかけ。梅雨前には梅もぎや、収穫した梅を地域の人に販売する行事が控えているため清掃したが追い付かず、ドライバーや通行人の目にも留まりやすい看板製作を思い付いた。
1枚目には「昭和時代から続く伝統ある大切な梅林です」と紹介文を記載。背景は小野湖をイメージして濃い緑で着色し、カヌーで無邪気に遊ぶ小学生の姿とマスコットキャラクター「れのん」も描いた。
2枚目はポイ捨て禁止を啓発するもので、原画は5年生の川脇怜士君、才木晃太朗君、古谷泰我君が担当。小野湖に生息する亀、魚といった生き物、平原岳で見られる野生動物、野鳥を水性絵の具で力強く表現している。たばこのポイ捨て、たき火禁止などのピクトグラムも、3人が考案したオリジナルだ。
絵はパソコンに取り込んだ後、拡大してデジタル化。業者に依頼してアルミ複合板に印刷した。今月上旬には保護者ら13人の協力を得て設置。看板を支える鉄柱を地面に埋め込み、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から地域で取れた竹で装飾。彫刻刀で「二○二一年度制作」などと彫り、字の部分は黒い油性ペンキで丁寧に塗りつぶして完成させた。
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