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荘内日報社

「鶴岡雛物語」「酒田雛街道」スタート 華やかに春告げる

 庄内に古くから伝わるひな人形などを展示する街歩き企画「鶴岡雛(ひな)物語」と「酒田雛街道」が1日にスタート。会場となった各施設は華やかな空気に包まれ、春の訪れを告げている。

 

 鶴岡市の致道博物館(酒井忠久館長)御隠殿では「鶴岡雛物語」展を開催=写真。1995(平成7)年から開催し、今回で28回目。旧庄内藩主酒井家の有職雛(ゆうそくびな)や旧家のおひなさまなど15組のほか酒井家へ輿入れした田安徳川家や熊本藩細川家の姫君が持参したひな道具、鶴岡市内の菓子店のひな菓子などを公開している。

 今年は特別展示として鶴岡出身の書家・大井淑子さんの「かな書の世界~百人一首を中心に~」と、ひな道具研究家で蒐集(しゅうしゅう)家でもある川内由美子さん(東京都)による「極小雛道具~犬筥貝桶(いぬばこかいおけ)~」の競演も。

 川内さんによると、貝桶と犬筥は、夫婦円満や子孫繁栄などの願いが込められており、江戸時代の武家の婚礼道具として婚礼行列の先頭を歩く重要な物だったという。「木屋」や「七澤屋」など江戸時代から明治の名店のものから、現代の有職彩色絵師・林美木子さんが今年制作したものまで、貝桶15組、犬筥32組を展示。川内さんは「これだけ一堂に展示できるのも今年限り。おひなさまと同じく、貝桶や犬筥が注目されたらうれしい」と話していた。

 訪れた人たちも川内さんの解説に耳を傾けながら、顔を近づけて顔の表情の違いなどに見入っていた。

 展示は4月3日(日)まで。今月6日(日)と27日(日)には「お雛菓子づくり体験」も行われる。

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