福豆を煎る神職ら（琴崎八幡宮で）

　宇部市上宇部大小路の琴崎八幡宮（白石正典宮司）で２５日から、節分大祭で使う福豆の準備が始まった。神職とみこら１２人が交代で、新型コロナの収束や参拝者の幸せを願いながら、大豆と五色豆を袋に詰めている。福豆は、節分の２月３日午前８時から午後７時まで、１時間ごとに定量を無料頒布する。 　 　今年は大豆８０㌔、五色豆４０㌔を用意。焙烙（ほうろく）の上で大豆を煎り、五色豆と一緒に袋に入れて封をする。無料頒布と神楽用の約１２００袋が、きょう中に完成する見込み。みこの松尾葵さん（２６）は「コロナ禍が鎮まり、良い年が送れますようにと心を込めて作業をした。幸せを願いながら食べていただければ」と話した。 　 　同大祭は３日午前９時半から。古いお札やお守り、正月飾りなどを焼納する大かがり火は１０時からで３日間ほどたき続ける。星祭り・厄よけ・八方よけ祈願は午前８時から午後８時まで行う。数量限定の夢くじもある。コロナ感染防止のため、豆まきや甘酒の無料接待は中止する。