シシャモ漁始まる 今季の豊漁願う-鵡川漁港
鵡川漁港に初水揚げされたシシャモ=2日
道内のシシャモ漁解禁を受け、「鵡川ししゃも」のブランドで知られるむかわ町の鵡川漁港で2日、初水揚げが行われた。鵡川漁協所属の15隻が出漁し、漁獲量は前年の初日の31・9キロを上回る188・3キロに。漁業者は今シーズンの豊漁を願っている。
早朝に出漁した船は、午前11時半すぎから次々に帰港。初日の漁を終えた同漁協鵡川ししゃも漁業部会の中野孟幸部会長は「天候が良くなく、うまくいかなかったが、今後に期待したい」と話していた。午後の入札では1キロ当たり3958円の値が付いた。
この日は同漁協厚真支所や苫小牧漁協も出漁を予定していたが、しけの影響で取りやめに。苫小牧漁港では3日、3隻が今季初の漁に当たった。
道立総合研究機構栽培水産試験場などの資源動向調査では ▽鵡川に遡上(そじょう)する親魚量は一定量確保▽稚魚期の水温が平均や昨年より高め▽漁期前調査では昨年より減少―といった結果から、「今季の漁獲量は昨年より減少するが、最低レベルだった2014、15年よりは多い」と予測している。
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