タンチョウの越冬お助け 帯広工業高生が餌場づくり

デントコーンが入ったバケツをやぐらで囲み、むしろをかぶせる帯工高の生徒(十勝川温泉第一ホテルの前で)
帯広工業高校環境土木科の2年生約40人が11日、音更町の十勝川温泉周辺の3カ所に、越冬するタンチョウのための給餌場を設置した。
餌場が少なくなる冬を前に、市民団体の十勝川中流部市民協働会議(柳川久代表)が2009年から設置。「自然環境のことを考えられる土木技術者になってほしい」との思いから、毎年、同学科の生徒と協力して取り組んでいる。
生徒たちは十勝川温泉第一ホテル前の河川敷など3カ所に分かれ、餌のデントコーンを入れたバケツを囲む形でやぐらを組み、丁寧にむしろをかぶせていった。
作業に当たった生徒(16)は「むしろをかぶせるのは難しかったけど、良いものが作れた。元気に過ごすタンチョウの姿が見たい」と話した。
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