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一人親世帯に食品を提供 公益大チーム支援の「フードパントリー」

 生活に困窮する一人親世帯支援を目的に、酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)の学生団体・Liga食品ロス削減チーム=鈴木梨加代表(20)、20人=は27日、主として賞味期限間近の食品を提供する「フードパントリー」を同市の中町モールで実施。事前に募った30世帯に食料品などを手渡した。

 難民支援を主目的として2018年に結成した「Liga」は「Love in good action」の頭文字を取って命名。昨年10月には団体内に「食品ロス削減チーム」を組織し、削減に向けた諸活動を繰り広げている。フードパントリーは一人親世帯や生活困窮者に無償で食品を提供する活動。同チームは今回、コロナ禍で生活に困窮している一人親世帯に対し、賞味期限間近の食品を企業などから広く募って無償提供することにした。鈴木代表は「食品ロス削減、生活困窮者支援の仕組みづくりを進めたい」と意図を話す。

 活動は公益大生を対象にした今年7月に続き2回目。提供を受けるための市内企業とのマッチング、食料品の収集は、市産業振興まちづくりセンター「サンロク」、有限責任事業組合「ニーナ・コンサルティング」、第一生命新酒田営業オフィスが全面協力。今回は企業・団体・個人からカップラーメンや米、カレールー、乾麺、缶詰など約500点の寄贈を受けたという。

 この日は事前に申し込んでいた30世帯に対して栄養バランスを考慮しながら袋詰めした食品をチームメンバーが手渡した。提供を受けた女性は「たくさん頂き、とてもありがたい。『こども食堂』にも使わせてもらう。学生たちに感謝」と話した。

 鈴木代表は「コロナ禍で、特に一人親世帯の収入が減っているというニュースを見た。賛同を頂いた人たちに感謝。これからも食品ロス削減、生活困窮者支援の活動を継続していきたい」と話し今後、飲食店で出された食品の余りを持ち帰る「ドギーバッグ」システムの構築にも力を入れていくという。

 翌28日には公益大内で学生対象のフードパントリーも展開、約20人に提供した。

一人親世帯に食品を提供したフードパントリー

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