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不織布マスク製造へ 新型コロナ拡大受け鶴岡市のトガシ技研 月産80万枚目標 7月出荷見込む

 産業用機械製造のトガシ技研(鶴岡市丸岡、長谷川靖和社長)が新型コロナウイルス感染拡大を受け、新たに自社ブランドとして不織布マスクの製造に乗り出すことになった。月産80万枚を目標に6月にも生産に入り、7月の製品出荷開始を見込む。マスクは当面、地元に優先供給する方針で、鶴岡市との間で23日、マスク供給に関する基本協定を結んだ。

 半導体関連の装置製造を手掛けるトガシ技研は昨年、本社と同じ同市櫛引地域にクリーンルームを備えた常盤木工場を新設した。感染症の拡大で全国的にマスクの需要が急増する中、高い清浄度を備えたクリーンルームを活用したマスク製造を計画。中国から製造装置と材料を調達するなどして、準備を進めている。新たな設備投資として約3000万円を予定している。

 製造するマスクは当面、鶴岡市内などの介護・福祉関係事業者などに優先的に供給し、地元のスーパーなどにも卸していく方針。

 マスク製造の計画は、中国にある同社の子会社を通じて進めた。現地での調整過程で今回、中国メーカーから完成品の不織布マスク10万枚を購入できることになり、鶴岡市と協議を進め、自社製造分と合わせて同市への供給に関する協定を締結することになった。来月初めに同社に届く予定で、これとは別に10万枚の調達も予定している。

 協定は▽トガシ技研が製造・保有または調達可能なマスクについて、市は必要に応じて供給・運搬を要請できる▽要請に対し同社は積極的に協力に努める▽市は引き受けたマスクの対価と運搬に係る経費を負担する―との内容。

 市役所で23日、締結式があり、長谷川社長と皆川治市長が協定書に署名。同席したトガシ技研の冨樫勉会長と長谷川社長は「マスク不足で困っている市民に少しでも早く届けたい。製造するマスクは企業努力を重ね、安価で提供していく。子ども用も製造していければ」とあいさつした。

 皆川市長は「各分野でマスク不足に悩まされている。地元企業との協定は心強く、優先度を考え必要としている人に届くように検討する。市民の命と健康を守るため、連携の取り組みを進めていきたい」と述べた。

マスク供給の協定書に署名した左から長谷川社長、皆川市長、冨樫会長

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