年明けに洋紙事業撤退 今月から順次終了-日本製紙勇払事業所

洋紙生産を終える日本製紙勇払事業所
日本製紙が昨年5月に発表した北海道工場勇払事業所の洋紙生産事業からの撤退が来月に迫った。今月末には生産活動を終える計画で、20日ごろから抄紙機や原料設備、パワープラントなどを順次停止させる。2020年1月末には機械類の清掃などを済ませ、前身の大日本再生製紙時代から続いた77年にわたる紙づくりの幕を閉じる。
勇払事業所では、抄紙機4台体制で新聞用紙など年間約23万トンを生産。洋紙生産から撤退後はケミカル事業を継続するほか、大手総合商社双日と合同会社を設立。敷地内に建設する国内最大級の木質バイオマス発電所で発電事業に乗り出す考え。発電所は20年3月着工、23年1月の稼働を目指す。また、新規事業も現在検討中。
事業所内には協力会社を含め約500人が勤務しているが、一部は配置転換される見込み。同社広報室は新規事業を含め「現在調整中」としている。
また、事業所内の勇払診療所は20日で廃止することが決まっており、同地区から医療機関がなくなることになる。
関連記事
JR寝台列車「四季島」木やりで歓迎 下諏訪駅でセレモニー 長野県
JR東日本が運行する寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の1泊2日コース(長野)の運行が6月から始まった。9月末までの毎週末、2日間かけて東京―長野間を往復して優雅な鉄道旅を楽しむ「クルー...
地域外の担い手歓迎 暑さ対策も強化 24、25日に田辺祭
和歌山県田辺市東陽の世界遺産・闘雞神社の例大祭「田辺祭」が24、25日に営まれる。今年は暑さ対策をより強化するほか、祭りを存続させるために、社会人サッカークラブの選手など地域外からの担い手の参...
白老小で交流深める 姉妹校 片平丁小訪問団、来町
白老町の白老小学校(横山慎二校長、231人)で、同校の姉妹校、仙台片平丁小学校(泉裕行校長)の児童4人が11日まで3日間、学校生活を過ごした。全校児童から温かく歓迎され、5、6年生と授業を受けた...
豪雨被災地復興願い込め 地元の子どもたち稲手刈り パッケージデザイン 酒田や..
「オランダせんべい」などを手掛ける酒田米菓(酒田市両羽町、佐藤栄司社長)と酒田市大沢地区で特産品開発などに取り組む合同会社「COCOSATO」(ココサト、阿部彩人代表社員)は、昨年7月の大雨災害の...