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長野日報社

灯に祈り「やに回し」 辰野町唐木沢

真っ暗なグラウンドを明るく照らしながら行われた「やに回し」

 辰野町唐木沢で古くから伝わる伝統行事「やに回し」が26日夜、唐木沢グラウンドで行われた。空き缶に松やにを付けた木の枝を入れ、火をつけて振り回す古来から伝わる風習で、地元の小中学生や大人たち約20人が参加。激しく雪が降るあいにくの天候の中、真っ暗なグラウンドを明るく照らしながら、新しい1年の学業成就や無病息災を祈った。

 やに回しはもともと、学業の神様「天神様」に参る際の灯明で、振り回すのは唐木沢のみ。町公民館唐木沢分館(加島繁好分館長)と唐木沢育成会(唐澤利文会長)が共催する。

 児童らは早朝から区内の天神様を参拝。代々受け継がれる版木で印刷したお札を区内26戸に配布。小正月飾りを集めてグラウンドに積み上げるなど、伝統行事の準備を行った。

 日没後の午後5時30分を過ぎると参加者たちはアカマツの枝を詰めた空き缶に点火。赤々と燃え上がる缶を勢いよく回し周辺を明るく照らしていた。

 加島分館長は「少子化で行事の継続も厳しいが、伝統の灯は消せない。区を挙げて存続に向けて取り組みたい」と話していた。

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