諏訪地方の寒い冬の夜を彩ったアイスキャンドル。JR上諏訪駅前には小学生の作品が並んだ
氷の燭台に明かりをともし、長野県諏訪地方の冬を彩る「アイスキャンドル2024」(実行委員会主催)は3日、諏訪市のJR上諏訪駅前など6市町村の26会場で開いた。諏訪湖の水などを凍らせて作った燭台約2万個に点灯。寒い夜にほのかな光がゆらめき、訪れた多くの人が幻想的な雰囲気に心を弾ませた。
諏訪湖浄化と地域活性化を願って始まり、今年で30回目。能登半島地震の被災地に向けたエール、地域と人とのつながりへの思いも込められ、各地で多彩な催しを繰り広げた。
JR上諏訪駅前では、午後5時から点灯式を開始。実行委の土橋宏次会長(69)=同市高島=は「被災地の復興を祈ってともしたい。人、まち、心がつながる日として楽しんで過ごしてほしい」と呼び掛けた。アイスキャンドルのコンテストには市内小学生の作品約140点を出品。ビーズで装飾した城南小1年の児童(6)は「光できらきらしてきれい」と笑顔だった。
駅周辺では、国登録有形文化財の諏訪市文化センターを彩るライトアップを新たに企画。柳並公園には氷の彫刻、高島公園ではハート形にアイスキャンドルが並び、家族連れらが写真に収めていた。
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