全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

マンパワー不足課題 能登半島地震で派遣、諏訪日赤医師語る 長野県諏訪市

被災地での活動を説明する諏訪赤十字病院の野首元成・救急科部長

 1日の能登半島地震で、諏訪赤十字病院(長野県諏訪市)から石川県内の被災地に派遣された災害派遣医療チーム(DMAT)第1班の野首元成・救急科部長(救命救急センター長)が11日、同院で報道陣の取材に応じ、現地の状況や活動について語った。

 第1班は医師1人、看護師2人、業務調整員2人で構成し、厚生労働省の要請を受けて2日に出発。甚大な被害が出た同県穴水町で5日まで患者搬送や病院支援などの活動に当たった。野首部長は、災害拠点病院に指定される同院の災害対策検討委員会委員長を務め、第1班のチームリーダーを担った。

 野首部長は「(2日は)発災直後に近いような状況。道路が悪く、右往左往しながら現地入りした」とし、穴水町では重症の敗血症の高齢者を自宅から、肺炎を患う被災者を避難所から、それぞれ金沢市まで搬送したと説明。「地元(穴水町)の医療機関はすでに満床で、被災により出勤できない看護師もいた。受け入れ可能な病院がなく、入院できなかった方の転院搬送なども担った」とした。

 必要な支援について問われると、「正直まだニーズが見えていない状態。どういった被災があるのかさえ分かっていない」。現在活動中のDMAT第2班は、余震で倒壊の恐れがある施設の利用者を安全な場所に移送していると説明。「移送が必要な施設がまだまだあると聞く。人が必要だと感じている」と述べ、マンパワーが不足していることを課題として挙げた。

 「災害派遣では当院の中においても穴埋めする人間が必要になってくる。被災地のためにできることを、病院として、全職員が一丸となってやっている」と強調。「一丸となった対応は今後も続く。そういった意味でも息の長い活動になってくる」と話した。

関連記事

「ジャガイモン」LINEスタンプ 好評 士幌PR

 士幌町を拠点にまちおこしに取り組んでいる「ジャガイモンプロジェクト」代表の川崎康さん(48)が考案した、町特産のジャガイモにちなんだキャラクター「ジャガイモン」のLINE(ライン)スタンプの売り...

荘内日報社

花笠舞青空に映え 遊佐 吹浦まつり行列地区内くねる

 遊佐町の鳥海山大物忌神社(高橋廣晃宮司)吹浦口之宮例大祭(通称・吹浦祭り)が5日、同町吹浦地区で繰り広げられた。吹浦田楽保存会(中村眞輝会長)の面々が、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る花笠舞を同宮境内...

地場産農産物などずらり アマンディー市にぎわう 鹿児島県奄美市笠利町

 奄美市笠利町節田地区の地域おこしイベント「第42回アマンディー市」(節田地区むらづくり推進委員会主催)が5日、同地区の奄美市ひと・もの交流プラザ多目的広場であった。ライブステージや、地場農産物...

長野日報社

さえずりに癒やされ 塩嶺小鳥バス今季運行開始 長野県岡谷市

 長野県岡谷市郊外の塩嶺小鳥の森で野鳥を観察する「塩嶺小鳥バス」が5日早朝、今季の運行を始めた。諏訪地方を中心に東京都や神奈川県、千葉県などから38人が参加。日本野鳥の会諏訪支部会員の説明を聞き...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク