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長野日報社

「しもすわ鎌倉物語」図録を制作し販売 長野県下諏訪町の諏訪湖博物館

企画展「しもすわ鎌倉物語」の図録を紹介する宮坂館長

 長野県下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館は、町制施行130周年を記念した企画展「しもすわ鎌倉物語~きよしと見ゆる『かわらけ』の里」(昨年9~11月)の図録を制作し、販売している。初めて一堂に展示された中世の土器や陶器、和鏡などの遺物を図録にオールカラーで掲載。同館は「下諏訪の中世については残された文書・資料が少なく分からないことが多いといわれるが、遺物を通して人々の暮らしを感じ取ってほしい」としている。

 遺跡ごとに概説と出土品の写真を掲載。諏訪の歴史文化の中心である諏訪大社の「春宮境内遺跡」「秋宮境内遺跡」、中世の下社大祝の居館「神殿遺跡」、秋宮と深い関係のある「武居遺跡」、霧ケ峰にある中世の大祭祀場「旧御射山遺跡」、中世の寺院跡と集石墓群が発見された「殿村・東照寺此遺跡」、庶民の生活の場である町屋とみられる「四王前田遺跡」などが紹介されている。

 各遺跡ごとに特徴が異なる多数の「かわらけ」や、東照寺此遺跡から出土した「高級品陶器」という鎌倉初期作の古瀬戸系四耳壺なども掲載した。30年間にわたり発掘調査に携わり、企画展を担当した宮坂清館長(58)は「文献がない中世では考古学的アプローチは非常に有効。今回初めて豊富な考古資料を紹介できた。ここを出発点に下諏訪の中世の研究を進めていきたい」としている。

 1000部製作。1冊1000円(税込み)。問い合わせは同館(電話0266・27・1627)へ。

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