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高遠城址公園もみじ祭り、あす開幕 長野県伊那市高遠町

新企画の古地図ラリーの絵図を手に高遠城址公園のもみじ祭りをPRする担当者

 長野県伊那市高遠町の高遠城址公園で28日~11月5日、恒例の「もみじ祭り」(実行委員会主催)が開かれる。園内に植わるカエデ約250本の祭事期間中の紅葉が期待でき、春の桜とはまた違う風情を楽しめる。イベント内容は4年ぶりにコロナ禍前の規模に。新たな取り組みとして高遠城の城下町の「古地図ラリー」を企画し、高遠城の戦いを題材にしたイベントショーを上演する。飲食ブースも設け、紅葉と歴史、食を通じて高遠の魅力を堪能してもらう。

 古地図ラリーは、江戸時代の高遠城などが描かれた絵図を活用。城下町編では当時あった建物などにまつわる問題を出題したり、街の変遷を紹介したり。古地図を片手に高遠城下を歩いてもらい、商店街などの利用を促す。ラリー絵図は2000枚限定で園内(祭り期間中土日のみ)、高遠町観光案内所や高遠町歴史博物館(30日休館)で配布する。

 高遠城の戦いのショーも市観光協会が企画。軍勢3万の織田軍に対し、わずか3千の手勢で戦い抜いた武田信玄の五男、仁科五郎盛信と忠臣たちに焦点を当てた歴史エンターテインメントショーだ。今年3月に同公園であった劇場型歴史探訪ツアーで披露した寸劇の好評を受け、観桜期以外の誘客を図る素材として約15分のショーをつくり上げた。祭り期間中の28日午前11時、11月3日の午前11時と午後2時30分からの計3回、園内の二の丸で披露する。

 さらに、江戸時代の職人高遠石工が手掛けた石仏をカプセル玩具(通称ガチャガチャ)として販売する「石仏ガチャ」第3弾の小型フィギュア4種が新たに完成。もみじ祭りに合わせて販売を始める。今回は建福寺(高遠町)の准胝観音(上下部を別売りし、合体させる)、同町板山地区の双体道祖神、同塩供地区の花文字道祖神。各200体を用意し、1回300円。

 この他に園内では、地粉の高遠そばの新そば祭り(各日午前10時~午後2時)や期間限定「高遠城址まん頭×栗」の販売、地酒試飲販売会、菊花展、高遠在来とうがらし展示などを繰り広げる。11月3日午後1時からは高遠ばやし巡行、同4日午後1時からは伊那よさこい青龍の演舞、同5日午前10時30分からは高遠太鼓演奏なども予定する。

 園内の紅葉は、厳しかった残暑の影響で色づきや遅れが心配されたが、ここにきての冷え込みで「色づき始め、祭り期間中に見頃を迎えることを期待している」と実行委事務局。「高遠の魅力を堪能しに来園してほしい」と呼び掛ける。

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