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長野日報社

コロナ5類移行後初の夏休み 長野・諏訪地域は台風影響もにぎわい

天候に恵まれてにぎわう「北八ヶ岳ロープウェイ」山頂駅前の「坪庭」=11日、茅野市

新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行し、初めて迎えた今年の夏休みシーズン。長野県の諏訪地域は台風7号の影響を若干受けたものの、好天に恵まれた「山の日」や、4年ぶりの諏訪湖祭湖上花火大会が開催された15日を中心に多くの入り込みがあり、コロナ前とほぼ同等のにぎわいを見せる観光地もあった。宿泊施設からは連泊が増えているとの声も。旅行需要の高まりを実感している事業者が多い。

諏訪湖畔のホテルなど14施設が加盟する諏訪湖温泉旅館協同組合(諏訪市)。13~14日は台風の影響でキャンセルが出たが、新規の予約も入った。湖上花火大会の15日は特急「しなの」の計画運休で中部、近畿から来諏できない宿泊客がいたが、17~18日はほぼ満室に。旅行需要の高まりを実感し、この先への手応えをつかんでいる。

茅野市の蓼科湖畔には4月下旬、観光の拠点となる複合施設「蓼科BASE」がオープンした。蓼科観光協会の柳澤幸輝会長は「他の施設やアクティビティーも充実し、蓼科のブランドイメージが上がっている。来訪者はコロナ禍前より増えている」。BASE内の観光案内所の利用も増え、21日からは1人増員して2人態勢で観光案内や相談に対応する予定だ。

富士見町の富士見パノラマリゾートは11~16日の間、見込みより400人ほど少ない約5700人が来場した。出足好調も、15日にゴンドラを運休するなど悪天候の影響で後半に伸びなかった。昨年比では約300人の減。ただ、「動きはよく、入笠山に登ったり山野草公園を訪れたりしてもらった」とし、今週末も多くの来場を見込む。

諏訪市豊田の「SUWAガラスの里」は、コロナ前の2019年の盆期間と比較して約2割減。運営する信州諏訪ガラスの里の岩波尚宏会長は「19年のお盆休みも台風の影響があった。コロナ前の水準に戻ったとは言えない」とする。団体旅行が減り、旅行の形態は引き続きマイカー・少人数が主流として、現在建設中の中央道・諏訪湖スマートインターチェンジの整備効果に期待を寄せた。

下諏訪町の諏訪大社下社秋宮前にあるおみやげ処「専女八幡」は連日参拝客でにぎわった。「毎日忙しく、客足はコロナ前に戻ったと思う。県外のお客さんが増え、帰省中の人も多く見られた」と盆期間の営業を振り返った。

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