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「子どもが生き生きと過ごせる場に」 奄美市 常設型総合ケア施設が開所

テープカットで施設の開所を祝った関係者ら=19日、鹿児島県奄美市名瀬

 子どもへ家庭や学校以外の「第三の居場所」を提供する常設型総合ケア施設「くっかる こどものおうち」の開所式が19日、鹿児島県奄美市名瀬小宿の同施設であった。平日の放課後から夜までの時間帯や長期休みなどに児童を預かるほか、希望者には食事も提供する。越間聡美所長は「学童保育では対応できなかった部分をカバーできるようになる。さまざまな体験活動を通して子どもが生き生きと過ごせる場所にしたい」と話した。

 「くっかる」は2009年に認可外保育所としてスタート。学童保育や就労支援施設、子ども食堂など地域の必要に応じて事業を展開し、17年からは奄美市の委託を受けて子どもの学習・生活支援などにも取り組んでいる。「こどものおうち」では小学校低学年を主な対象に、体験活動なども取り入れながらスタッフ5人体制で子どもの育成をサポートする。

 施設は日本財団(東京都)が16年から全国展開する「子ども第三の居場所」助成事業を活用して整備した。建物は木造平屋建て、延べ床面積157・14平方メートル。学習室やキッチン、風呂などを備えている。

 開所式には運営者のNPO法人ワーカーズコープ(東京都)関係者や安田壮平奄美市長ら約30人が出席。ワーカーズコープの田嶋羊子理事長は「13年の活動を下地に、利用者が本当に必要としている場所ができたことをうれしく思う」とあいさつ。安田市長は「子どもの居場所づくりの先駆けとなることを期待している。市としても重層的に子ども支援に取り組んでいく」と述べた。

 施設の利用開始は来年1月10日。利用時間は平日の午後2時から同8時までと、土曜日の午前8時半から午後1時まで。定員20人。

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