仏手柑の収穫シーズン 手のような形のかんきつ

収穫シーズンに入っている仏手柑(2日、和歌山県田辺市上秋津で)
和歌山県田辺市内で、仏の手のように見える形からその名前が付いたといわれる希少なかんきつ類「仏手柑(ぶっしゅかん)」の収穫が始まっている。
インド原産。正月飾りや生け花などに使われるほか、砂糖漬けやジャムにも加工できる。JA紀南管内では出荷農家は5戸。
同市上秋津の泉孝志さん(59)は30本ほどの木を栽培している。畑の木のあちらこちらに手を広げたような実がなり、良い香りを漂わせている。
今季は11月末から12月17日ごろまでの間に4回に分けて収穫する。千個ほどの収穫を見込んでおり、JAに出荷するほか、個人販売もする。
泉さんの畑がある場所は寒いため、対策として12月後半ごろから来年5月ごろまで、ビニールハウスにして、気温が下がると暖房も入れるという。
泉さんは「今年は順調に生育している。収量は例年より少し多くなりそうだ」と話している。
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