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郷土の魅力を学ぶ 麓さん、前山さんが講演 奄美高校

 

「稲すり節」を歌う前山さん(右)とチヂンを打つ3年の久保さん=6日、奄美市名瀬

奄美市名瀬の県立奄美高校(田中耕一郎校長、生徒395人)で6日、3年生129人を対象とした講演会「島の音楽文化のグローカル~拡がりと深まり~」があった。地元コミュニティーラジオ局「あまみエフエム ディ!ウェイヴ」代表理事の麓憲吾さん(50)と唄者の前山真吾さん(39)が講師を務め、それぞれの経験を基に郷土の魅力を熱く語った。

 同校が12月に実施を予定している5学科合同の郷土教育推進事業「奄美高校フェスタ」の一環。フェスタ開催に向け、生徒らの郷土愛や文化の継承者としての自覚を高めようと講演会を実施した。

 麓さんはまず、自身の経歴やラジオ局を開設した経緯などを紹介。奄美の環境文化についても説明し、演者と観客が分かれている都会の芸術文化に対し、奄美は「皆が一緒に歌い踊る、集落や生活に根付いた文化」と位置付けた。麓さんは「島にこだわるほど個性が生まれ、外からも注目されるようになる。人の優しさや温かさなど、島心を大切にして」と生徒らに呼び掛けた。

 島唄の魅力を語った同校卒業生の前山さんは、迫力ある歌声で「くるだんど節」を披露。豊かな自然や文化、人情など「島の宝」への思いを込めた歌詞を歌った。2曲目の「稲すり節」では、前山さんの演奏に合わせて生徒が手拍子やチヂン(太鼓)を鳴らして会場を盛り上げた。

 チヂンを打った郷土芸能部の久保ひかりさん(3年)は「憧れの先輩と共演できて光栄。部活の活動などを通して、先人たちがつないできたもの大切にしていきたい」と話した。

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