成績参考に素牛づくり 和牛改良組合女性部が学習会

肥育成績などを素牛づくりに生かそうと開かれた学習会。部員がデータの提供を受けた=21日午前、沖縄エグゼス石垣島
石垣島和牛改良組合女性部(宮良妙子部会長、61人)は21日、母牛の遺伝的な能力を把握できる育種価や、出荷した子牛の肥育成績などのデータを参考にした和牛改良の取り組みを展開しようと、市内ホテルで学習会を開いた。
各部員は、県家畜改良協会から母牛の育種価のほか、子孫の枝肉情報から計算した「推定育種価」などの資料、JAおきなわ八重山肥育センターから肥育成績の提供を受けた。
センターは月に20~30頭の子牛を八重山セリ市場で購入して肥育、出荷しており、成績表には出荷時の枝肉重量、脂肪交雑、セリ価格などが記されており、部員らは「今後の素牛づくりに生かせる」と意欲を高めていた。女性部は今後も関係機関に情報の開示を求めていくことを確認した。
宮良部会長は「農家が自分の子牛の成績を把握することは生産意欲の向上と情報共有につながる。飼育の仕方の改善に生かしたい」と話した。
学習会後には第28回定期総会を開き、▽1年1産で経営の安定を図る▽1日1㌔の増体を達成する▽育種価利用による優良雌牛の保留ーなどの活動方針と、▽和牛改良の促進▽女性部組織の強化と活動の充実ーなどの活動計画を決めた。
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