全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

北羽新報社

ホコ天に屋台やキッチンカー 「第1回のしろいち」にぎわう

歩行者天国となった畠町大通りに大勢の人々が詰め掛けた「第1回のしろいち」(能代市元町で)

 能代市畠町大通りを歩行者天国にしたイベント「第1回のしろいち」が30日開かれた。広い車道や歩道、空き店舗・空き地を有効活用し、屋台やキッチンカー、バスケットボールコートなどを設置した「非日常」の空間には、好天にも誘われ大勢の市民や県種苗交換会への来場者らが集まり、繰り広げられる多彩な催しを満喫した。

 能代駅前商店会(小野浩悦会長)の主催。畠町大通りで昭和50年代に行われていた歩行者天国を復活させ、中心市街地のにぎわいづくりや空き店舗のシャッターを開ける動きにもつなげようと企画した。市畠町商店街振興組合、能代観光協会、市畠町新拠点、市地域おこし協力隊などが開催に協力、県種苗交換会の協賛イベント会場にも位置付けられた。
 この日は正午に駅前交差点から「たっぺの坂」付近までの通り約300㍍を通行止めにし、午後1時に県内外から集結した8台のキッチンカー、市内飲食店による屋台、ハンドメードの雑貨販売などが、車道や空き店舗、空き地などに一斉に“開店”。市民や種苗交換会への来場客らが詰め掛け、あちこちに行列が生まれた。
 ゲーム機や商店会会員が提供した賞品などが当たるガラポンスタンプラリー、ちんどん隊が先導するハロウィーンパレード、ダンスやバンドのステージ、3x3バスケコートでのフリースロー体験、eスポーツ大会などの多彩なイベントでも来場者を楽しませた。フリースローに挑戦した同市元町の木下直朋君(渟南小1年)は「1本シュートを決められて楽しかった」とにっこり。母親の千聡さん(36)は「空き店舗を利活用しているのがいいなと思う。久々に街がにぎわってうれしい」と話した。
 歩行者天国に大勢の人が集まる光景は、イベントの出演者も笑顔にし、切れのあるダンスを披露した「スタジオJAM」のリーダー、成田瑠華さん(17)=能代松陽高2年=は「路上で踊るのは一昨年のこども七夕以来。普段のスタジオ内と違って、開放感がある。新型コロナウイルスで大会やイベントがなくなっていたので、久しぶりに大勢のお客さんの前で踊れて楽しかった」と語った。
 商店会の小野会長(60)は「コロナでたまっている市民のストレスを発散する機会にもなればと、感染対策を万全に開いた。これだけの人が集まったのは交換会との相乗効果もあると思うが、開催して本当に良かったし、実現に協力してくれた多くの方々に感謝したい。今後も第2回、第3回と開催し中心市街地を盛り上げたい」と話していた。

関連記事

豊橋技科大の半導体研究所「アイリス」新工場とオープンラボ開所

 豊橋技術科学大学は12日、次世代半導体・センサー科学研究所「IRES²(アイリス)」の新工場とオープンラボの開所式を開いた。半導体人材の育成や産学官金連携の拠点とする。  研究所は技科大敷地内...

11月9日開催を決定 第4回17ENDハーフマラソン 来月1日から申込受付 実行..

 第4回宮古島市17ENDハーフマラソンin伊良部島の11月9日開催が決定した。同実行委員会の総会が11日、市役所で開かれ、大会要項や予算案を原案通り承認。参加定員はA~Cの3コースで前回大会から各1...

北羽新報社

能代市内の小中学校で「天空のまんぷく給食」 障害者らが造ったみそ使用

 能代市内の小中学校で12日、同市鰄渕の能代地域生活支援センターの就労支援B型事業を利用する障害者らが造ったみそを取り入れた「天空の能代まんぷく給食」が提供された。児童生徒は給食を平らげ、ふるさ...

OB会が25万円寄付

 夏の甲子園大会出場を目指す第107回全国高校野球選手権大会(主催・沖縄県高等学校野球連盟、朝日新聞社)が14日に開幕するのを前に八重山商工高校野球部OB会(与儀博樹会長)は11日、同校を訪れ、同校野...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク