今年初の真夏日となった釧路市内では自宅前で焼き肉を楽しむ姿も目立った

　釧路市中心部は１３日、上空に暖かく湿った空気が入り込んだ影響で気温が上昇。午前１１時５６分には、記録の残る１９１０年以降で歴代８位タイとなる３０・４度まで上がった。市内中心部で真夏日を観測するのは１３回目となり、昨年の７月２８日以来となる。

　釧路地方気象台によると、釧路町知方学でも今年最高の２７・５度を記録。鶴居村、白糠町で３１・５度、釧路市阿寒町中徹別で３１・２度など、釧路管内１１観測地点のうち７カ所で３０度を超える真夏日となった。

　根室管内では、根室市厚床や別海町などで最高が２９度に達したが、３０度超えはなかった。 　釧路市内では、お盆休暇も重なったことなどから、自宅前でバーベキューを楽しんでいた家庭も多く、ホームセンターやスーパーでは肉や炭を買い求める客で行列ができる店舗もあった。

「食肉工房よしやす」（文苑４、前義幸社長）でも、気温が上がった１１日ごろから、肉の売り上げが通常の３・５倍ほどにはね上がり、前社長は「今年はコロナ禍で出張焼き肉サービスが少なかったのでありがたい」と話していた。

自宅前に簡易プールを出し、２家族でバーベキューを楽しんでいた、山口陽生くん（１１）と渚ちゃん（６）「おいしい肉を食べて、水遊びもできて楽しい」と笑顔を見せていた。 　同気象台によると、暑さは１３日までで、１４日以降は平年並みの気温を予想している。