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釧路新聞社

ウイスキー造り オール厚岸産へ大きな一歩

土煙を上げて種をまく重機

 ウイスキーの原料となる大麦の種まきが14日、厚岸町太田の畑で行われた。道東初のウイスキーを製造する堅展実業厚岸蒸溜所が今年から釧路太田農協に栽培委託している。大麦は8月末に収穫し、年末ごろまでに麦芽に製麦後、来年にも醸造する計画。〝オール厚岸〟産のウイスキー造りに向け、大きな一歩を踏み出した。

 同農協は2016年度から、同農協のふれあい農園や酪農家の畑約2㌶で大麦の試験栽培に着手。冷涼な気温や夏期の高い湿度など難しい気象条件の中、収穫できるとの手応えを得た。今年は同農園と離農地の合わせて3㌶に作付けを拡大した。

 栽培するのは国内で広く生産されている品種「りょうふう」。作業は同農協職員ら8人で行い、播種機のマルチシーダーを使い1㌶当たり約150㌔の種をまいた。

 同蒸溜所は16年から蒸留を開始。18年2月に初商品「厚岸ニューボーン」、同8月に同シリーズ第2弾を出荷。昨年から厚岸産のミズナラを使った樽で醸造を手掛け、同シリーズの第3弾を今年3月に発売した。大麦はこれまで道内他地域産のものなどを使ってきた。立崎勝幸所長は「今年はピート(泥炭)づくりにも取り組む。オール厚岸産で造るウイスキーが目標」と話している。

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