豊川御油小6年生が「御油の松並木」で植樹

マツの苗木を植樹する児童たち=御油の松並木で
豊川市立御油小学校の6年生82人が9日、近くにある国指定天然記念物「御油の松並木」でクロマツの苗木12本を植樹した。
総合的な学習「思いを受け継ぐ」で、御油の町の歴史を調べている。その中で松並木は、江戸時代に整備された東海道の一部で、太平洋戦争時は住民が守り抜いたことを学んだ。植樹は授業の集大成で卒業記念を兼ねる。本数を維持するため2009年度から続いている。
地域住民でつくる「御油松並木愛護会」の協力で植樹した。高さ約1㍍に育った苗木を植え、土をかぶせた。将来、自分が植樹した木が分かるよう、幹に植えた年を記した札を取り付けた。
6年の山崎篤人さん、馬渕琉希さんは「多くの人により松並木が守られてきたことを授業で知りました。空に届くぐらい、大きく育ってほしい」と話した。愛護会会長の天野保幸さんは「松並木は御油の誇り。植樹した子どもたちが将来、保護活動に携わってほしい」と述べた。
600㍍にわたり道の両側に300本以上の松がある。愛護会が定期的に活動して守っている。
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