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鹿追産キャビア 待望の商品化 チョウザメ養殖11年

 鹿追町がバイオガスプラント(環境保全センター)の余剰熱を活用して養殖しているチョウザメのキャビアが商品化される。同センターで2014年にチョウザメの養殖を始めてから、11年かけてキャビアに適した卵の採卵に成功。5月に町民限定で販売を始め、6月以降に一般向けに発売する。

商品化された鹿追町産キャビア

 チョウザメは成長に時間がかかり、採卵できるまで品種によっては8~10年を要するため、その卵を塩漬けにしたキャビアは高級食材として珍重されている。

 町では14年に同センターでチョウザメ約300匹の養殖を開始。17年に人工ふ化を始め、現在は約5000匹を飼育する。

 キャビアの商品化に向け、養殖を始めて数年は状態のいい卵が少なかったが、協力を受けている北海道大学水産学部の助言もあって飼育技術が向上。水温や餌の管理を徹底したことで、商品化できる水準の卵が採れるようになった。

 今回、販売するキャビアは昨年の春に11歳と14歳の3匹から採卵。卵は直径2.5~2.8ミリのサイズを厳選した。ほどよい塩気が感じられ、そのまま食べても、カルパッチョなどの料理に添えてもおいしいという。

 町民向けは10グラム(税込み3000円)を限定80個販売。一般向けは10グラムが8000円、20グラムが1万2000円程度を想定し、町内のスーパーや道の駅などで販売するほか、ふるさと納税の返礼品でも活用する。

 この春にも再び採卵し、安定して供給できる数量を確保できる見通し。喜井知己町長は「10年以上かかったが、一定のノウハウを得ることができた。多くの方に鹿追産キャビアを味わってほしい」と話している。

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