英語で湿原ガイド、新庄氏がポイント解説
英語圏から訪れる釧路湿原国立公園来園者とともに釧路湿原を英語でガイドするイベントが21日、温根内ビジターセンターであった。外国人向けにエコツアーなども行う釧路国際ウエットランドセンター技術委員会の新庄久志委員長が、英語でガイドを行うポイントを説明した。
釧路湿原再生協議会再生普及事業の一環。海外からの旅行者や留学生の増加で同湿原の案内を要望する声も高まっており、「英語での地元ガイドに興味を持ってもらおう」と新庄さんが企画した。当日は男女5人が参加。降雨のため、温根内湿原木道を歩くツアーから、ビジターセンター内でのトークセッションに変更になった。
新庄さんは参加者に温根内木道で行う外国人向けガイドを披露。ガイド客向けには①自然を主語とする文章に努めること②観光客の興味に合わせて情報を準備しておくこと―などのポイントを挙げた。一方で、「必要以上に文法や単語にこだわる必要はない」と注意。「英語はコミュニケーションの手段。相手との会話の中で適切な表現を見つけていけばいい」と、身振り手振りを使って、積極的に相手に伝えることの大事さを伝えた。
釧路市から妻と一緒に参加した会社員の千里博之さん(57)は「自身もアウトドアガイドをしているが、英語でのガイドは動きにくかった。参考にして、今後に生かしていきたい」と話した。

英語での釧路湿原の案内について語る新庄さん(写真中央)
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