菅原局長（左）から表彰状と副賞の絵本を受け取った中島理事長

　道内で地域の子育て支援活動に意欲的に取り組む団体や個人、企業を道が表彰する２０２２年度「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」にＮＰＯ法人東北海道スポーツコミッション（釧路市浦見１、中島仁実理事長）が選ばれた。釧路管内からの受賞は２０１８年の釧路鳥取てらこや、２０年のくしろ子ども未来塾に続き３団体目。

　同法人は、子供たちのスポーツに対するモチベーションの向上や競技人口の裾野拡大を目的に１６年から活動開始。アイスホッケーを通じた国際交流や子供たちの冬の遊び場づくり、スポーツ体験イベント、地元の学生スポーツを取り上げたフリーペーパー「メンバーオーバー」発行などを行っている。

　１４日に釧路総合振興局で行われた贈呈式では菅原裕之局長が「地域特性を生かした取り組みで子育て支援を続けていただきたい」と話し、表彰状と副賞の絵本１０冊（三省堂書店提供）を中島理事長に手渡した。

　中島理事長は「子供の笑顔がまちを元気にするという思いで活動してきた。みなさんの支援でいただいた賞でとてもうれしい」と喜びを表した。副賞の絵本は、新年度から同法人が指定管理者となるウインドヒルくしろスーパーアリーナに新しく開設するキッズスペースに備える。

　なお、今年度の大賞は他に３団体が受賞した。