ヒョウタン沼スノーシューハイキング 阿寒の自然満喫【釧路】

ヒョウタン沼の氷を切り出し、喜ぶ参加者ら
阿寒湖畔エコミュージアムセンターは22日、結氷したヒョウタン沼を目指して雪道を歩く「ヒョウタン沼スノーシューハイキング」を開催した。当日の阿寒湖は最低気温23・3度と今季最低を記録。一般参加者など約30人が、白い息を吐きながら、阿寒の自然を感じて雪道を進んだ。
ヒョウタン沼は雄阿寒岳南東部の麓にある広さ5万平方㍍の淡水湖。夏は釣りやカヌーなどで観光客が訪れ、冬は結氷して湖面からの雄阿寒岳を見ることができる。
ハイキングでは国道から山に入る約5㌔の道のりで、地域ボランティアらが事前に整備したもの。阿寒特有の広葉樹と針葉樹が混在する森や前田一歩園財団が整備したアカエゾマツの人工林など、森林の変化を感じながら歩く。途中では同センター職員が、道中で見つけた動物の足跡などから、動植物の生態や豆知識を、クイズ形式で披露した。
約2時間かけてヒョウタン沼に到着すると、湖上から見える雄阿寒岳の姿に歓声。凍結した湖面の切り出し作業も体験し、参加者は笑顔で体験の様子にカメラを向けていた。昨年8月に愛知県から移り住んできた南夏樹さん(27)は「空気が澄んでいてとてもよく雄阿寒をみることができ、心地よかった」と話した。
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