全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

釧路新聞社

阿寒バス、バーチャルツアー【釧路】

 

「バーチャルバスツアー」をPRする西岡本部長(右)とバスガイドの高橋桃香さん

阿寒バス(釧路市愛国191、香川眞廣社長)は24日から、釧路市では初となるビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使ったバーチャルツアー「どこでもバスツアー」を始める。第1弾は「釧路湿原編」として、湿原展望台や温根内木道など5カ所を回る。

 同社では、期間限定の定期観光バスを運行しているが、今年はコロナ禍で利用客が激減。5月から7月にかけては昨年の10%前後にとどまったという。ただ「Go To トラベル」事業の開始以降は客足が戻っており、例年この時期は運行していない観光バスの雰囲気を、密を避けて楽しめるようにバーチャルツアーを立案した。

ツアーの所要時間は約90分。「釧路湿原編」は釧路空港をスタートし、丹頂鶴自然公園、釧路市湿原展望台、温根内木道、細岡展望台、釧路和商市場を回る。各施設の滞在時間は5分程度で、館内の案内や歴史のほか、その場から見える景色や動植物の説明などを、バスガイドもできるボールペン画家の原田香苗さんが行う。釧路和商市場からは生配信し、ほかは撮影済みの動画を流す。

施設滞在以外は、実際に乗車している雰囲気で車窓から見える景色などをバスガイドがリアルタイムで説明。利用客とバスガイドは常にオンラインでつながっており、質問をその場で受け付けるなど、双方向でのやり取りが可能だ。ツアー参加者には、同社のバスを模した箱でラッピングされた道東の特産品(3000円相当)がツアー前日に自宅に届く特典もある。

西岡一麻営業本部長は「コロナ感染予防対策で、密を避けたい人のほか、体が不自由な人もぜひ参加してほしい」とPRしている。11月の実施日は24、29、30の3日間で、いずれも午前10時にスタート。定員は各日15組とし、料金は5800円(税込み)。1端末で複数人の参加も可能。予約は同社のホームページで必要事項を入力し申し込む。パソコンやスマホなどの端末とメールアドレスの準備が必要で、ツアー前日にズーム用IDやパスコードがメールで送られてくる。

 12月からは「摩周湖・硫黄山編」と「阿寒湖編」を実施する準備を進めており、釧路湿原編も含めた各コースを週に1回ずつ開催する予定。 

関連記事

芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

荘内日報社

酒田港 基地港湾に指定

 遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...

宇部日報社

地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..

 「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...

「元気で大きくなって」 ウミガメ放流、児童ら見守る 奄美海洋展示館

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は25日、飼育していた6歳のアオウミガメを放流した。2017年夏に大浜海浜公園でふ化後、陸で衰弱していたところを保護された個体。遠足で同館を訪れていた奄美小学...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク