「こんこんパーク」完成間近 6月1日オープンへ【山口】

完成しつつある湯田温泉パーク
山口市は、湯田地域に整備を進めている多世代交流・健康増進拠点施設「湯田温泉パーク」(愛称こんこんパーク)を6月1日にオープンする。温浴施設に加え、大規模イベントにも対応した「住んでよし、訪れてよしの湯田温泉」を体現する施設として、湯田はもちろん市全体の活性化を図っていく。
同施設は2023年10月に着工。2階建てで延べ床面積3039平方㍍。最大の特徴である全天候型の大屋根広場や多目的スペース、足湯やカフェがある温泉交流スペースを持つ交流棟、2種類の浴室と貸し切り風呂を備えた温浴棟から成る。芝生広場には白狐(びゃっこ)をモチーフにした遊具を設置。大学や近隣企業と連携した事業を展開し、多様な学びと交流機会を生み出す。多目的スペースと大屋根広場を組み合わせ1000人規模のイベントも行える。
4月からの使用を目指していたが、資材の確保で2カ月ほど完成が遅れている。今月中には建物の工事を終えて、市消防団湯田分団の車庫の建設と西側の市道の拡幅、駐車場工事に段階的に着手し、施設全体のグランドオープンは11月を見込む。総事業費は42億2000万円。
今年度の来場者は7万人を目標とし、27年度には10万人を目指す。伊藤和貴市長は「地域資源である湯田温泉の恵みを気軽に楽しんでもらい、これまでできなかった体験や市民の世代を超えた交流、観光客との交流機会を提供し、湯田温泉の新たなにぎわいを生み出したい」と意気込んだ。
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